小学生の頃、ものを貸しても返してくれないクラスメイトAがいた。
ゲームも漫画もを貸して返ってきた試しがなく
本人に催促しても「まだ遊びたいから」って断られた。
クラスには俺以外にも二人、被害者がいた。
そいつらと共謀して、作戦を立てた。
Aのうちに皆で遊びに行って、まず64をした。プレイしたのは俺のマリパ。
64をプレイして一時間作戦が決行された。
引用元: http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1415586709/
友人のKとSと立てた作戦はこうだ。
①かくれんぼをする。
②Aが鬼になる。
③Aが数えてる隙に返してくれないものを探しだして
そのままもって帰る。
非の打ち所がない完璧な作戦だった。
まず俺がかくれんぼを提案した。
KもSはもちろん、Aも乗り気だった。
じゃんけんをした。給食のじゃんけんでは
勝率60%の俺が負けて鬼になった。
「ちくしょう」と思いながら、かくれんぼは開始された。
俺がピアノの下隠れていたSを一番最初にみつけてしまったので
次はSが鬼にになった。なんだかんだで4回戦目でようやく
Aが鬼になった。
最初にAを見つけて、鬼に仕立てあげればよかったことには後で気付いた。
これは、もちろん作戦の詰めを誤ったK参謀長に責任がある。
断じて我々がバカだったからではない。
Aが鬼になった隙に我々は自分達のゲームと漫画を探し出した。
「もういいかい?」とA。「まw だwだwよ」とS。バカ、笑うのはまだだ。
かくして我々はゲームを取り返し「もういいかい」と柱に貼り付いたままのAに
「われわれのしょうりだ。だましてごめんぬ」と書き置きして帰宅した。どうだ、参ったか。
ちなみに俺の貸した漫画の中に32点の算数のテストが入っていたので
帰り際A宅のポストに入れて帰ってきた。
物盗りAざまあwww